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ベトナムのスタートアップ「Eearable Neuroscience」にSamsung Venturesから資金調達

Samsung Venturesは、ベトナムのスタートアップであるEearable Neuroscienceに投資を行ったことを公表しました。


Eearable Neuroscienceは、ベトナム出身のCEO、タム・ヴー教授が指導するスタートアップで、睡眠の質を改善し、日々の生活におけるパフォーマンスを最大化することを目指すスマートウェアラブルデバイス、"FRENZ Brainband"を開発しています。


スリープテックのウェアラブルデバイスをつける女性
スリープテック「FRENZ Brainband」

FRENZ Brainbandの主な特徴:


1. 脳波測定機能: ユーザーの脳波をリアルタイムで測定し、解析します。これにより、ユーザーのリラクゼーションレベルや集中力、睡眠の深さなどを把握することが可能です。


2. 脳波バイオフィードバック機能: ユーザーの脳波データを元に、特定の脳波パターンを促進するように音楽や光を調整します。これにより、ユーザーはリラクゼーションや集中力の向上、より良い睡眠を得ることができます。


3. 多機能デザイン: FRENZ Brainbandは、音楽を聴くためのヘッドフォンとして、また、エクササイズやヨガ、瞑想の際に集中力を向上させるツールとして利用することができます。


4. ユーザーフレンドリーなアプリ: 専用のスマートフォンアプリを通じて、ユーザーは自身の脳波データを簡単に確認し、管理することができます。また、アプリを通じてバイオフィードバック機能の設定を調整することも可能です。


Yahoo Financeによれば、Samsung Venturesが行ったこの投資は、Eearableが先行する高度な技術を睡眠に応用することで、2021年時点で総額640億ドルにも上る潜在的市場に勝機を見出したとのことです。


Tech in Asiaによると、Eearableの製品は、すでに米国で15の特許を取得しています。また、同社は過去にFounders Fund、Smilegate Investment、500 Startupなどから合計680万ドルの資金調達に成功しており、今年第四四半期にはシリーズAの資金調達を行う予定を発表しています。


この一連の動きから、ベトナムのスタートアップが成長を遂げるとともに、そのポテンシャルが全世界に認知されつつあることを確認することができます。Eearableの成功は、ベトナムのスタートアップエコシステム全体を刺激し、新たなグローバルプレーヤーの台頭を予感させるものです。

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