top of page
asiastartup

ベトナム不動産マーケットが揺れる!所有資本が半分に!


こんにちは。今日はベトナムの不動産市場についての最新情報をお伝えします。注目すべきは、アジア開発銀行(ADB)の報告によると、今年の1月からベトナムの不動産保有資本がなんと半分に減少したという事実です。


では、具体的に何が起きているのでしょうか? ベトナムの債券市場(企業や政府が資金を調達するために発行する借金の一種)が、今年初めから見ると5.1%も成長し、総額では1119億ドルに達しました。ここで特筆すべきは、政府の規制緩和により、企業がより活発に活動できるようになったことです。


その一方で、国家銀行が金融政策を緩和したことで、政府の債券(つまり、政府が発行する借金)の利息が減少しました。これは経済の成長を促進し、特に不動産業界での金融安定をもたらすための措置です。


ただ、すべてが順風満帆なわけではないようです。信用評価機関FiinRatingsによると、43の不動産企業が利息の支払いを遅らせ、債券の借金を抱えていることが明らかになりました。遅延支払いの債券の総額はなんと7兆8900億ドンにものぼります。


そして、驚くべきことに、不動産業界は、債券の不良債権率が20%以上となり、エネルギー業界に次いで二番目に高い業界となりました。ただ、不動産業界は、債券の流通量が最も大きい業界でもあり、全体の33.8%を占めています。


今後の見通しについては、地域全体の金融状況が一定の安定を保ちつつも、米国の金融政策の不確実性や、主要な経済国における銀行業界の潜在的なリスクが影響を及ぼす可能性があるという見方が出ています。


ADBの経済専門家であるアルバート・パーク氏は、地域の中央銀行の多くが利率の上昇を緩やかにしていると指摘しています。一方で、米国の金融安定やインフレに対する懸念が、米国連邦準備制度(Fed)の金融政策立場の不確実性を高めています。この状況は地域の金融条件に影響を及ぼす可能性がありますので、今後の動きにも目を離せません。


それでも、全体としては、新興東アジア地域の国内通貨建て債券総量は、前年同期比で9.1%増え、238兆米ドルに達しています。この増加は、各国の政府が経済回復を支援するための資金調達を急いでいるためと言えます。


以上、ベトナムの不動産業界とその金融状況についてお伝えしました。今後の動向には引き続き注目が必要と言えるでしょう。

2 views0 comments

Comments


bottom of page